京都の芸舞妓が惚れる人と敬遠する人の差|経速ナビ

2017年10月22日

京都の芸舞妓が惚れる人と敬遠する人の差

1: 名無しさん 2017年10月22日 08:00:00 ID:0.net

京都の芸舞妓が惚れる人と敬遠する人の差

花街でのお茶屋遊びは「一見さんお断り」。そのワケとは?(写真:のりりん/PIXTA)

一流の人が実践している気持ちをつかむ遊び方とは?

生まれも育ちも京都です。14歳のとき舞妓になる意思を固め、それから11年間、京都花街で芸舞妓を務めさせていただきました。その間に延べ数千人のお客様に接し、そのお人柄に触れさせていただきました。京都には私がいた「先斗町(ぽんとちょう)」のほか「宮川町」「上七軒」「祇園甲部」「祇園東」など5つの花街があります。その花街には、芸舞妓を呼んでお客様が飲食する「お茶屋」があります。

花街のお座敷にあがられるお客様というのは、社会的な地位を得られ、財もなしておられる方々です。ただ、拙著『京都花街の芸舞妓は知っている掴むひと逃すひと』でも触れていますが、私たちの心を鷲づかみにされるお客様と、少々残念なお客様がいらっしゃいます。一流の方が実践している、気持ちをつかむ遊び方とは、どんなものでしょうか。

多くの方がご存じかと思いますが、花街でのお茶屋遊びは「一見(いちげん)さんお断り」。どなたかご贔屓さんのご紹介があって初めてお座敷に上がれます。

その理由は「長きにわたる信頼関係を大事にしたいから」です。その証しとして、一度お客様になられてお座敷をかけられたら、お客様はお財布なしで遊ぶことができます。1次会、2次会、その途中のタクシー代や接待ならば接待先へのお土産など、すべてお茶屋が手配し立て替え、後でご請求をさせていただくシステムになっています。

万が一、ご紹介いただいたお客様がお支払いくださらなかったりした場合、ご紹介者の方にご請求を立てさせていただく場合もあるようです。

ですので、すでにご贔屓さんになっているお客様も下手な方を紹介することはなさらず、花街のお客様が「いわゆる国内外の一流の方々」で保たれているのでしょう。

一流のお客様ばかりといえども、中にはお目当ての芸舞妓がなかなかお座敷に来ないとイライラされるお客様もいらっしゃいます。売れっ子ならまだしも、私のように鳴かず飛ばずで、いつもはスグやってくるような者のご贔屓様ですと、やはり「贔屓にしてやってるワシを待たすとは」となってしまうことも(先のお席がほかの芸妓さんなどのご贔屓で、何人かの芸舞妓がいるような場合は屋方から“すんまへん、ちょっと早いのんどすけど○○(芸妓名)のご贔屓が会いに来てくれておいやして〜”などと伝えてもらい、少し早く次に行かせてもらえることもあります)。

一番うれしい言葉は

このようなときに、お1人でゆったりとお待ちいただくのもありがたいのですが、お客様からかけていただいて一番うれしい言葉とは……。

「戻ってくるまで、可愛がってる妹ちゃんか、仲ええ子を呼んで〜」でしょうか。

同じ屋方の妹や仲のよい朋輩に声をかけてくださったりすると、私の顔が立つようにとまで考えてくださっているのだなぁ、とありがたく、また粋なお方だとも感じます。

一方で、健気にじっと待ってくださるお客様もうれしいものです。以前すごくうれしかったのが、「あとくち」のお声をかけてくださったきり、ちっとも急かされないので「お帰りになったのかな」と心配しつつ、座敷を抜けてもいい頃合いで走りますと、なじみのお店でママさんと談笑しながらお待ちくださっていて。ママさんから「誰かほかの子ぉ呼びましょか?て言うたんやけど、ほかの子は呼んでも楽しいないさかいって、お待ちやったんえ」と言われたときはうれしかったです!ですからお待ちくださるお客様というのも、焦りはしますがうれしいものです。

不粋なのは、贔屓を気取って「このワシが呼んでるのに!」とばかりに何度も何度も急いて(催促して)くる方でしょうか。1人でゆったり飲むという粋さはありません。

「お待ちくださるお客様」はお待たせしても「どれだけ待たせるんや!」などとは言わず1人でも粋に飲んでおられます。伺うと「君が忙しいのは珍しいことだけど、えぇこっちゃがな〜」などとおっしゃってくださいます。

また、お席に呼んでいただいているときに次の座敷がかかったりすると「売れっ子なんはえぇこっちゃ、早よ行ってきー」と言って送り出してくださることも。そして「適当に帰るけど、もしそこ(の座敷)が早よ終わったらまた帰っておいで〜」とも。ほかの子はあまり呼んではくださいませんでしたが、素敵なお客様でした。

そうそう、こういったご贔屓のお客様方からは、プレゼントを頂戴いたすこともございました。

私などはブランド品に興味がない芸妓だったのですが、それでもブランド品をくださる方もいらっしゃいました。当時の私は不遜にも“何かをくださる気持ちだけでいいのに、こんな高価なものを興味のない者に贈ってくださるなんて、なんだかもったいない”などと考えていました。これは決して私特有の考えではなく、多くの女性が思うことではないでしょうか?

一方通行の意思表示にならないためには

贔屓にしている子にプレゼントを贈るという行為は、人によっては下心もあるでしょうし、「君は特別だよ」と意思表示をしたいという気持ちもあってのことかとお察しします。でも、残念なことに往々にして一方通行に終わってしまうのみならず、あまりにも的外れな贈り物ですと、贈り主への評価もマイナスになりかねません。

いただいておきながら本当に申し訳ないのですが、そういった“下心があるのに的外れ”という残念なプレゼントは心底うれしいものではありません。ましてや、こちらの望むものに想いを巡らす手間を省き、金銭にモノを言わせようというのに、正規のお店で買ったわけでないブランド品を贈ったりした日には、ほかの芸舞妓たちからも「けち臭いお客さん」という烙印を押されかねません。

「では、正解は?」といえば、これは人それぞれ。だからこそ的外れにもなるのですが、気になる異性から少し離れて、何人かのグループや会社への手土産ということなら、少し高級な、食べやすい消えモノでしょうか。取り分けにお皿がいる生菓子などより、日持ちがして、持ち帰ることもできる個包装のスイーツなどが喜ばれるのではないでしょうか。


京都の芸舞妓が惚れる人と敬遠する人の差

気になるお相手なら、普段から少し心を配り、身に着けているもの、好きなものなど気を留めてみる。ちょっとした手土産、何かのお礼などの折に、いつも持っているような可愛いハンカチや、この程度ならうれしいブランド物のポーチ、お菓子が好きなら少し普段は手が出ないような高級スイーツ、メークが好きなら限定コフレ等々……高価なのに好みに合わないブランドのバッグやアクセサリーよりも、センスのよい“ちょっとしたもの”のほうが好感を得られそうです。

下心からでも、ほかの理由からでも、とても高価なものを贈る際には、バッグなりアクセサリーなり、ある程度お相手の望んでいるものに目星をつけたら、間違いがないのは“一緒にショップに行って相手に選ばせる”では。よほど相手の望んでいるものがわかっていて、センスに自信があるのでなければ、サプライズは避けましょう。

相手の心をつかむのも、残念だと思われてしまうのも、ちょっとした差。私が述べてきたことは、おそらく花街の芸舞妓だけでなく一般的にも通じるはずです。


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